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「教える」ときに1番大切にしていること②

こんにちは!前回の投稿では、
私が「何かを教える」ときに1番大切にしていることして、
「アイスバーグ理論」について
お伝えしました。 → 「教える」ときに1番大切にしていること①

本日は、その続きとして
なぜ僕がこの考えを指導の原点にしているのか?
そのきっかけとなった出来事をシェアします。


私がこの理論を知ったのは、
実は、20代の時に個別塾で
教室長をしていた時です。

当時は、まだ生徒数が少なく
アルバイトを雇う余裕もなかったので
教室長ながら、私も中学生に英語を教えていました。

うちの塾に来る子供達の多くは
学校や他塾の授業についていけず
英語に苦手意識を持つ子たちでした。

偏差値で言うと40もありません。

そんな彼らに対して
必死で英語を教えていたのですが

・宿題を出してもやってこない
・教えた内容を次の週にテストをしても内容を忘れている
・ミスが多い
・個別で授業を受けているのにとにかく眠そう
・顔の表情に覇気がない

当然、その状態では
テストで結果を出せるわけもなく

「塾に入れたのに全然成績伸びないんですけどー」

と保護者様からもクレームの嵐。。

教室の生徒数も15人くらいから増えず
まさに閑古鳥が鳴くという状況。。

そんな状況では仕事も楽しいと思えず
なんとかその現状を変えたいと悩んでいました。

そんな時、同じ系列の教室で
圧倒的な成果を上げている
教室長がいるという噂を聞きました。

50人生徒がいれば
凄いと言われる個別塾で

その人が運営する教室は
圧倒的な人気を誇り
なんと、たった1年間で
生徒数を10人→120人まで
増やすことに成功していたのです。

なぜ、同じ系列なのに
そこまで差が出るのだろうか?

その秘訣を知りたくて、
その成功している塾の様子を見学
させてもらうことにしました。

まず、教室に入ってびっくりしたのが
彼が率いるその教室では
子供たちがイキイキと勉強をしていること。

塾というと
あまり子供がテンション上がる場所では
ないはずですが

子供達が

「塾に行くのが楽しいーー」

と言う状態になっており
熱量と活気の溢れる空間になっていました。

なんとその塾では、テスト前になると

「塾で自習したいーー」

と言う生徒が殺到して、
自習室に入りきらず

個別塾なのに、
入場制限をかけないといけない
と言う状況とのこと。

そんな凄い教室を運営をしている
カリスマ教室長から教えてもらったのが

前回の投稿でお伝えした
「アイスバーグ理論」だったのです!


【なぜ私は英語の成績を伸ばすことができなかったのか?】

アイスバーグ理論を基に考えると
なぜ子供達の成績を伸ばすことができなかったのか
完全に腑に落ちました。

私が「スキル・知識・ノウハウ」を
伝えることばかりに
フォーカスしていたからです。

文法の知識
リスニングのやり方
英文を早く読む方法
単語の覚え方などなど

今思うと、
生徒一人ひとりと向き合うのではなく
自分の知識を伝えることに
酔っていたのかもしれません。

もちろん、知識やノウハウを教えるだけでグンと成績があがる子もいます。

しかし、そのようなお子様は
元々英語が好きで得意で好奇心も旺盛なタイプ。

しかし、英語に対して嫌悪感があり
勉強習慣がない子たちの成果を出すためには

英語に取り組む「習慣」からまず
身につけさせないといけない。

そのためには1番下の
「在り方」の土台を
作ることが欠かせかった
のです。

逆にカリスマ教室長は

勉強の知識やノウハウを教えるだけでなく
子供達の「在り方」にも
アプローチすることも欠かさず

彼らの「アイスバーグ全体」を大きくすることを
意識して一人ひとりと向き合っていました。

そこが最大の違いだったのです!!

在り方の土台がグラグラでは
どんな習慣術も知識もノウハウも身に付かず
結局は成果に結びつかないこと。

そのことを痛感した私は
その時から、一人ひとりと真剣に向き合い
相手のアイスバーグ全体の成長を
意識するようになりました。

そうすると、自然と子供達の
成績も上がり始め
保護者様からの信頼も得られるようになり

僕の教室も2年後
生徒数120人を突破し
地域NO1の個別塾になりました。


26歳で独立をしてからは、
個別塾の教室長ではなく

日本全国での講演活動や
中学生から社会人までの英語コーチング
起業のコンサルティングなど

活動の内容は変わりましたが
人を伸ばす。成果を出すというところでは
根幹の想いは変わりません。

人を伸ばすために今でも
1番意識していることは、

成長の原理原則に従い、
相手のアイスバーグを大きくするサポートをすること

この考え方を用いれば

・アルバイトスタッフがミスが多くて困っている
・子供が全然勉強しなくて悩んでいる
・何かに挑戦しようと思っても継続することができない

「成長」に関する様々なお悩みへの処方箋に
なるかもしれません。

皆様の人生をよくするきっかけとなれたら幸いです!

ここまで付き合っていただき
ありがとうございました!


このブログは、

教育の仕事は、自分が成長すればするほど
縁があった相手の成長の感動を共有できる最高の仕事。

という僕の信念を基に掲載しています。

今日もどこかで頑張る「教育者」の
後押しになること願っています!

いつもシェアありがとうございます!