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【ヤル気倍増⑤】中堅になり仕事がマンネリした時こそ、大人の夢を描こう

前回まで、大人の夢を抱く大切さを、モチベーション理論という視点から解説しました。ヤル気には4つのSTAGEがあると言うお話です。

このような、内発的モチベーションやパッションの解説などをすると、中堅社員以降の方から以下のような質問をよくされます。

「私はもう中堅なので、今さら大人の夢なんて見つかる気がしません。」

「もう年なので、やりたいことがないのですがどうすれば良いですか?」

まずお伝えしたいのは、誰しもが年齢を重ねると、やりたいことやワクワクすること、夢中になれることが減っていくことは、あなただけのことではなく当たり前だと言うことです。

「成長意欲」の土台となるエネルギーは必ず減少します。また、良くも悪くも経験を重ねることで、どうしても思考に制限がかかりやすくなってしまいます。

成長の原理原則については、以前こちらにまとめております。深く知りたい方は参考にしてください。

ただ、そうは言っても諦める必要は全くありません。また、私の主張は変わりません。

「何歳になっても大人の夢は大切」

「大人の夢は誰でも自分らしく叶う」

ただ、そのためにはちょっとした意識改革をして自分から探しにいかないと見つからないのも事実でしょう。

それでは、年齢を重ねた中堅社員の人々にとってどのように大人の夢をデザインすれば良いのでしょうか?今日からできる、6つのヒントをお伝えします。


【年齢を重ねたからこそできる、大人の夢の描き方】

1 数字やお金、メリットから離れたところで大人の夢をデザインする

人生経験を積めば積むほど、どうしても人は目の前のやることに「メリット」や「損得勘定」を計算するようになってしまいます。しかし、敢えて年齢を重ねたこのタイミングでそこから離れて欲しいのです。

数字やお金から離れることで、新しく見えてくる世界が必ずあります。内面的な充実や持続可能な幸福、豊かな人間関係などがそれにあたります。

とある講演会の後の懇親会で聞いたお話です。40代で金融機関勤務するAさんは、幼い頃から憧れていた絵画に再び挑戦しました。毎週末、近くにある絵画教室に通い、自然風景や日常の一コマを描いているとのこと。

「別に売れたくて絵を描いてるわけではないんです。ただ、自分の心の動きを表現することそのものに喜びを感じて、すごく楽しいんです」と心の豊かさを取り戻しています。

そして、死ぬまでに自分の個展を開くことが夢だと語っていました。死ぬまでの夢が見つかって、それに向かって一歩ずつ進んでいる感覚が幸せだとおっしゃっていました。

大人の夢が見つかってから、心が豊かになりストレスが軽減されることで、結果的に本業でのパフォーマンスも売上も上がるという好循環につながっているそうです。

何かクリエイティブな活動を、損得勘定抜きでやってみる。その中に大人の夢の種が眠っている可能性があります。


2 自分の経験や学びを若い世代に還元する

自身の学びや経験を、若い世代に還元する事を、まずはやってみてください。その活動の中であなたの眠っている才能が呼び起こされます。

若い世代に知識を伝える過程で、自身の経験が実は貴重で有意義なものであったかを再認識できます。教える中で、自分自身が気づいていなかった才能や興味を発見することがあります。

私の友人の40代のIT企業の管理職で働くBさんは、休日を利用して地元の高校でプログラミング教室を開き、生徒たちと交流しています。

プログラミングのスキルだけでなく、分かりやすい、理解しやすいと評判になっています。Bさんは、自分にまさか伝える才能や教える才能があるなんて思ってもいなかったらしく、その評判にびっくりしたとのこと。

また、教える楽しさにも目覚めたので、将来は自宅でプログラミングスクールを開くという夢にも繋がっているようです。

あなたの経験を必要とする人は、必ずどこかにいるものです!


3 若い世代に頑張る姿を見せることを目標にする

年齢を重ねても、新しいことに挑戦する姿は、若い世代に大きな勇気を与えます。困難に立ち向かう姿勢を見せるだけで、次世代へのプラスの影響は計り知れません。

あなたが頑張る姿に一番刺激を受ける最たる例は、お子様です。お子様に英語を頑張って欲しいなら、まず自分が英語学習に再チャレンジしてみる。

TOEICや英検などの目標を定めて、平日の朝や休日に、隙間時間を見つけてチャレンジする姿を見せることが、100万回勉強しなさいと言うよりも効果があります。

とある高校で知り合った、進路主事の先生がすごくパワーがあり前向きで、一緒に時間を過ごすだけでパワーがもらえるような女性の方でした。年齢はもう50歳を超えています。そのパワーの秘訣をお聞きすると

「私の高校は、中学校まで勉強に対して苦手意識がある子供たちが多い。なので、そんな子たちが学校生活が少しでも楽しくなるように、前向きになれるようにエネルギーのお裾分けをすることを自部の目標にしているんです。」

「正直、多少勉強苦手でも、元気さえあれば人生の可能性なんていくらでも開けるじゃないですか?私の姿からその事を感じてもらえたら嬉しいなと思って、私もエネルギッシュでいることだけは意識しています」

「若い世代に頑張る姿を見せる」

この事を意識するだけで、自分も周りも必ずプラスのエネルギーが循環します。ぜひ取り入れてみてください。

次回は、4つ目以降のヒントをお伝えします。

ーー続くーー


このブログは、

AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する
という私の信念を基に掲載しています。

一人でも多くの人が人間関係や自己実現の悩みが解消されることを願っています!

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