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【ヤル気倍増④】内発的モチベーションを超える究極のヤル気とは?

前回は、大人の夢を抱く大切さを、モチベーション理論という視点から解説しました。ヤル気には4段階があるというお話です。

本日は、その続きとして、内発的モチベーションを超える、究極とも言えるモチベーションについてお伝えします。


STAGE4 究極のヤル気「PASSION(情熱)」

内発的モチベーションが長期間持続することで、人は究極のヤル気というところに到達できます。

それ、STAGE4のパッションです。

パッションとは、単なる興味や熱意を超えた、人生の目的や使命感と結びついています。永続的に持続するもので、困難や障害を乗り越える原動力になります。

個人のアイデンティティと密接に関連しており、創造性とイノベーションの源泉にもなります。

内発的モチベーションの特徴を含みつつ、さらに深い次元に到達個人の人生の目的や使命感と結びついている・・・それが「パッション」です。


パッションを引き出せば、もうヤル気で悩むことがなくなる

Stage4のパッションまでくると、もう仕事、勉強をするのにヤル気を出すという感覚がなくなります。その活動を通して、結果を出すこと、自己表現することが何よりも楽しいことだからです。

仕事が好きで楽しいという感覚で、無意識の努力が習慣になっています。。大好きな仕事をすることで、社会的にも認められて、十分な収入もあるので、お金にも困らなくなります。

しかし、どれだけお金を稼いでもその活動を辞めません。お金のために働くというより、自己表現、自己実現の手段としてその活動をしているのです。

むしろ自分のためという欲も少なくなり、自分が属する業界のためや仲間のためなど、利己を超越したところが目的になっています。

この段階に入ると、他人から見たら「努力」に見えることも、本人には努力という感覚は一切ありません。

分かりやすい例として、野球界のイチロー選手や大谷翔平選手。将棋界で前人未到の記録を出し続ける藤井聡太さん。アーティストで言えば、KIng gnuのリーダー常田大希さん。サッカー元日本代表の本田圭佑さんなどがイメージしやすいでしょう。

そんな有名人や派手な活躍をしている人でなくても、この世界で生きている人は、あなたの身近にもよく観察すると潜んでいるはずです。

勉強を教えるのが大好きなカリスマ予備校講師、人気のラーメン屋の店長、カリスマの美容師やデザイナーさん。様々な業界で長期的に活躍するフリーランスの方。

そのような独立思考が強い人だけでなく、私が講演活動の中で出会う、中小企業の経営者の方。大企業のリーダーの方。優れた組織のリーダーは必ずと言って良いほど、このSTAGE4で活動しています。

もう仕事とプライベートの境界線も曖昧で、精神的にも自立した、自由な生活をしています。

少し余談ですが、受験勉強で、この段階に入るともう最強です。偏差値30UPみたいな話嘘だと思うかもしれませんが、「パッション」の状態で受験すれば、半年〜1年で平然とそれくらい伸びます。

まぁ受験だと一つ前のステージの「内発的モチベーション」でも十分それくらい偏差値上がりますが、パッションの状態になるといわゆる奇跡的な結果を生みます。


経済自由人を目指すなら、パッションの状態を目指そう!

少し余談として、最近の流行りとして、FIRE (Financial Independence Retire Early)を目指す方も多いと思います。

このパッションの状態を目指すことが、FIREするにも一番手っ取り早いと個人的には感じています。

なぜなら、FIREする上で一番難しい「稼ぐ力」を高めることになるからです。

もっと言うと、FIREした後も幸せな人生が待っているはずです。

というのも、好きなことが仕事になっているので、無理にリタイアする必要がなくなります。

好きなことをして収入も入るので、資産運用で賄うお金も減らすことができます。

FIREを目指す過程で極端な節約をしなくても良いですし、FIREをした後も、好きな仕事を通じて、自己表現や自己実現もできるので精神衛生的にも良いです。

私も30代前半で経験しましたが、美味しい食事を自由にして、好きなところに旅行行って、家でのんびりダラダラする。もちろん、人生の至福のひとときですが、それがメインデッシュになると、だんだんと飽きてきて、なんだか消化不良の日々になります。

そう考えると、FIREを目指す上でも、FIREをした後豊かに生きるためにも、STAGE4のパッションのステージを目指しましょう!


パッションは1日にして生まれず。その第一歩は大人の夢を描くところから。

このモチベーション理論について解説をするとよく質問されるのが、

「どうすればパッションの状態で生きられるようになりますか?」

というものです。

この点、一つ気をつけないといけないのが、明日から急に「パッション」の状態で生きることはできないということです。

「ローマは1日にしてならず」という格言がありますが、まさに

「パッションは1日にして生まれず」です!

自分の中に眠る大人の夢を見つけて、内発的モチベーションを引き出す。その実現の過程で、たくさんの困難や失敗を経験しながら、七転八倒しながら、様々な人との出会いに導かれながら、気づけばその状態になっていたというのが正しい感覚です。

それでは、今からできることはないのか?と言われるとそんなことありません。パッションのステージに入り、ライフワークで生きることを実現したいなら、今からできることは2つです。

1、自分の中に眠る大人の夢を見つける

2、その夢が叶う過程を楽しみながら、今できることに本気になる

特にポイントは、2です!大人の夢を叶える過程で、しんどいことや失敗や気分が乗らないこと。自分の才能のなさに絶望して、無力感を感じることなんて山ほどあります。

でも、そんなうまくいかない日々を前向きな心で楽しめるかどうか?諦めずに、自分が納得できるまでやり切れるかどうか?

上手くいかない日々も受け入れて、それすら楽しめるかどうかが、STAGE4に至るための秘訣です。

私自身の経験だけでなく、様々な人と出会い、様々な人の生き様を分析する中で、そこに大きなポイントがあると確信するようになりました。

誰しもが、その状態に辿り着ける可能性はあります。

という話をすると、もう一つ企業研修や講演会で質問されることがあります。次回は、多くの人がな悩む質問について解説します。

ーー続くーー


このブログは、

AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する
という私の信念を基に掲載しています。

一人でも多くの人が人間関係や自己実現の悩みが解消されることを願っています!

いつもシェアありがとうございます!