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【ヤル気倍増③】ヤル気と成長の4STEPとは?

前回は、ヤル気倍増②と言うことで、大人の夢が見つかり私の人生の流れが大きく変わったことについてお伝えしました。

大人の夢を抱く大切さを、前回は私の体験談をベースにお伝えしたのですが、今回はモチベーション理論という視点から解説していきたいと思います。


成長とヤル気の4STEP

ヤル気を出せ!とよく言われますが、ヤル気は4つのSTAGEに分けることができます。

以下の図をご覧ください

STAGE1 テンション

STAGE2 外発的モチベーション

STAGE3 内発的モチベーション

STAGE4 パッション

このSTAGEが上がるにつれて、個人も組織も生産性・成果・売上も比例するように上がっていきます。それぞれのSTAGEについて解説していきます。


STAGE1 瞬間的なヤル気「テンション」

テンションとは、一時的に高まる興奮状態や気分の高揚を指します。テンションは、最も安定しないヤル気で、突発的に発生し、短期間で消失する特徴があります。外部刺激によって一番左右されている状態です。

テンションで生きると、刹那的な人生になります。500円拾ってラッキーとテンション上がったけど、その5分後には、上司からの叱責ですぐにテンションが下がる。

年齢に関わらず、テンションで生きる状態では、「幼稚」「未熟」という印象を相手に与えてしまいます。感情という面では、少しのことでイライラしたり落ち込んだりする。態度という面では、テンションの上下が激しく、周りに気を使わせてしまう。テンションに左右されていては、やるべきことの習慣化もできません。

ビジネスでも受験でも、このテンションの状態では、成果を残すことが難しいと言えます。


STAGE2 一時的なヤル気「外発的モチベーション」

外発的モチベーションとは、外部からの報酬や評価によって生じるモチベーションです。テンションより持続時間は長いことが特徴です。しかし、報酬がなくなると低下してしまいます。

怒られたくないから勉強する。ご褒美がもらえるから勉強する。就職先の条件が良いから頑張れる。これら全てが外発的モチベーションです。

外発的モチベーションの最大のメリットは、「かかりやすさ」です。人はやっぱり、収入や売上が上がると嬉しいもの。なので、「稼ぎたい」「モテたい」「目立ちたい」「勝ちたい」と言う欲はガンガン利用して良いのです。

しかし、外発的モチベーションはあくまでも一次的なものです。デメリットもあります。例えば、外発的モチベーションだけに依存していると、給与やボーナスが下がると途端にヤル気がなくなってしまいます。

人は刺激になれる特性があるので、条件や待遇を上げていかないとモチベーションを維持できなくなります。それは、組織運営的にも望ましいことではないでしょう。

また、昔ほどこの外発的モチベーションで、人のヤル気を引き出しにくくなっています。令和の時代になり、若手社員ほど「お金」「モテる」「成功欲」「物欲」を煽るような外発的モチベーションだけでは、昔ほど頑張れない人が増えているように感じます。

外発的モチベーションだけで、走る状態は例えるなら一輪車のようなもの。風が強いと一輪車が安定しないように、状況に左右されてしまう脆さがあります。

ここで、次のステージにいけるかどうかが、ビジネスも受験の成功も大きく左右されます。


STAGE3 持続的なヤル気「内発的モチベーション」

内発的モチベーションとは、活動自体の楽しさや満足感から生じる持続的なモチベーションです。個人の興味、価値観、成長欲求に基づいています。

外部からの報酬だけに依存せず、創造性や自己実現と強く結びついていて、長期的に持続する特徴があります。

それでは、この内発的モチベーションを引き出すために欠かせないものはなのでしょうか?

それこそが、「大人の夢」なのです!!

どのような自分になりたいのか?
自分の才能をどのように伸ばしていくか?
どのように他者貢献をしていくのか?
自分が社会から求められる役割はないになのか?
自分は何をしている時にワクワクしているのか?

大人の夢を描くにはこのような自問自答が欠かせませんから、大人の夢を抱く過程において内発的モチベーションは自然と生まれてきます。

お金や条件などの外発的モチベーションに、「やりがい」「目的」「他者貢献」「ワクワク感」という内発的モチベーションが加わると、二輪車のように安定感がグッと増します。そうすることで、人は安定して走り続けることができるのです。


「内発的モチベーション」すら超える究極のモチベーションがある

外発的モチベーションや内発的モチベーションという言葉は、広く認知されるようになってきたので、すでに聞いたことがある方も多かったかも知れません。

でも、人のモチベーションはここでは終わりません。内発的モチベーションがさらに深化した究極のモチベーションと呼べる状態があります。

次回は、その究極のモチベーションについて解説していきます。

ーー続くーー


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AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する
という私の信念を基に掲載しています。

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