前回から、年齢を重ねた中堅社員の人々が、どのように大人の夢をデザインすれば良いのか?6つのヒントをお伝えしています。
1 数字やお金、メリットから離れたところで大人の夢をデザインする
2 自分の経験や学びを若い世代に還元する
3 若い世代に頑張る姿を見せることを目標にする
という3つのヒントを前回お伝えしました。今回は、その続きで残り3つをお伝えします。
5 1ヶ月に1つ何か新しいことを始めてみる
あなたはこの1ヶ月で何か新しいことに挑戦しましたか?そう言われると、日々同じようなルーティーンが繰り返されて、新しいことに取り組めていないなんてケースもあると思います。
なので、意識的に、月に1つは何か新しいことにチャレンジしてみるのがオススメです。お金や手間をかけずにできることは、実はたくさんあります。
例えば、
・仕事のついでに初めてのお店でご飯を食べてみる
・普段とは違う店にお酒を飲みに行く
・朝のコーヒーを違う店で買う
・1冊本を読んでみる
・一人で映画館に行ってみる
・一人旅に出てみる
・帰宅後に10分間瞑想してみる
・普段見ないスポーツを見てみる
・セミナーに行ってみる
ここでのポイントは、「何をするか?」ではなく「新しいことを人生に取り入れようとする心がけと行動」が大切なポイントです。
なので、自分の心の声を大切に、ふらっとやってみたいことをぜひやってください。
「マンネリ」と「飽き」は自己否定に繋がっていきます。どうしても人は年齢を重ねれば重ねるほど、好奇心や活力が衰退して、同じことを繰り返すようになります。フレッシュなメンタルを保つためにも、新しいことを取り入れて、人生の彩りを豊かにしましょう。
5 Bucket Listを作る
Bucket Listとは、人生でやりたいことや経験したいことをリストアップしたものです。この概念は、「死ぬまでにやりたいこと」というアイデアに基づいています。
2007年に、二人のレジェンド俳優を起用したこちらの映画のタイトルにもなりました。この映画自体のオチも素晴らしく、人生で本当に大切なことをに気づかせてくれる傑作なので、良かったら一度ご覧ください。
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=2452/
私は、人生のどん底の時にこの映画から刺激を受けて、Bucket Listを作成しました。Bucket Listのコツは、とにかく「心がワクワクすること」を制限をせずに自由に書き出すことです。
例えば、「1ヶ月かけてアメリカ大陸をキャンピングカーで旅をする」ことに心が素直にワクワクしたら、実現の可能性を気にせずに書き出してください。
「アメリカ大陸をキャンピングカーで横断なんて、費用どんだけかかるんやろ?会社もそんなに長期的な休みも取れへんし、叶うわけないよな」
なんて一切考えたらダメでです。それだけは、本当にNG。
確かに1年後に必ず叶うとは言えない願望かもしれません。でも、10年後自分がどうなっているかなんて誰にも分かりません。
ましてや、20年後、30年後なんて今から想像できないことばかりなはずです。もしかしたら、アメリカまで格安の交通手段が生まれていて、実現のためにお金というハードルは下がるかもしれません。
小峠の場合は、エクセルで作成をして、年に何回かブラッシュアップをさせています。すると、不思議と叶っているリストが出てくるので、それを同じエクセル内の別ページの叶ったリストに入れていきます。
この作業はかなりセルフイメージを高めます。自分は夢も叶えられる人間なんだ!と心から思えるようになります。
私の例で言うと
・宮古島に3泊4日で行く
・1ヶ月仕事から離れて自由に過ごす
・大阪の梅田に拠点を構える
・日本全国をまわりながら講演活動をする
・ 心から美味しいと思える寿司を食べる
ほんの一例ですが、20代の時に書き出したこのリストを無事に叶えることができました。
Bucket listの良い点は、何歳からでも作れますし、作るだけで心のワクワク感を取り戻せます。細かいやり方に拘らずに、まずは一歩踏み出してみてください。
6 自分と向き合う時間を強制的に確保する
最後のポイントは、「自分と向き合う時間を作る」です。例えば、この1週間の時間の使い方を思い出してください。
「自分は5年後どうなっていたいかな?」
「今自分は何をするとワクワクするだろう?」
「今どこかに旅ができるとしたらどこに行きたいかな?」
自分と向き合う時間を確保して、このようなことを考える習慣がある方は、おそらく少数派だと思います。年齢を重ねると会社でも家庭でも、日々「やらなければならないこと」に追われて、自分の内面を見つめることを後回しにしてしまうのです。
しかし、そのような時間を取らずに日々の忙しさに忙殺されてしまうと、気づかないうちに人生の迷子になってしまいます。日本では特に「退職後症候群」や「燃え尽き症候群」に陥る方が多いと聞きます。
仕事をリタイアした後、やりたいと思えることが見つからず、意欲も体力も一気に衰えて、半分引きこもりのような生活になってしまうのです。その結果、「退職うつ」と呼ばれる状態になる人も生まれています。
だからこそ、現役の今から自分の内面に意識を向けて、自分のやりたいことやワクワクする感情を思い起こしたり、向き合うことが非常に大切です。
具体的には、
毎週または毎月、30分程度の時間を設けて、自分の内面と向き合う時間を強制的に作ることです。オススメはそれ専用のノートを作ることです。そして、自分がテンションの上がるノートの名前をつけましょう。
「ドリームノート」「スマートノート」「マイシークレットノート」など。とにかく自分が気に入った名前をつけたノートを作成して、自分が楽しく継続できるようにカスタマイズしていきます。
まずは、今回お伝えした1〜5の項目から始めてください。細かいやり方を気にするよりも、とにかくやってみようと30分楽しむ気持ちを持って取り組んでくださいね。
あなたのその小さな一歩が、5年後10年後の人生の流れを大きく変えることになりますよ。
ーー完ーー
このブログは、
AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する
という私の信念を基に掲載しています。
一人でも多くの人が人間関係や自己実現の悩みが解消されることを願っています!