講演のご依頼はこちら>>

【大器晩成】の子育て術③ 〇〇と〇〇を取り除け!

毒勉の対策シリーズも3回目になりました。

前回の記事はこちら

繰り返しになりますが「毒勉」はとにかく予防が大切です!

予防と言っても難しいことは何もなく、日々の子育ての心がけを少し変えてみる。
自分自身の考え方や価値観をアップデートしていくことが予防になります。

それだけで、長い目で見たときに大きな違いを産みます。

それでは、どのような心がけをすれば毒勉を予防できるのか?

1つでも多くの教育熱心なご家庭に届けば嬉しいです!


対策3
自分自身の「不安」「恐れ」の感情と向き合う

毒勉の状態に陥っているお子様には共通点があります。

勉強しないと将来大変なことになるという、潜在的な不安を強く抱えていることです。

なので、勉強は嫌いでやりたくないのに、やらないと将来がヤバいという心の葛藤に絶えず苦しんでいます。

私が講演会でよく伝える「思い込みの壁」というやつです!

その葛藤により、生きるエネルギーが蝕まれて、最悪の場合は無気力状態に陥ってしまいます。

詳しくはこちらの記事に記載しています。

では、なぜ彼らはそのような潜在的な不安を抱えてしまうのでしょうか?

それは、家族のメンバーが潜在的にそのような不安や恐怖を抱えていると、その不安が自分の子どもに伝播してしまうからです。


【感情の伝染とは?】

親の感情状態、特に不安や恐れが子どもに伝染しやすいことは、脳科学や心理学の分野でも実験が進んでいます。

この感情の伝染は親子関係だけでなく、日常生活の様々な場面で経験しています。

例えば、

何が面白いのか、最初はよく分からなくても、周囲の笑いに影響されて笑ってしまう現象。バライティ番組では、面白さをより感じてもらうために、笑い声が編集で挿入されているシーンがありますよね。

熱意の伝播というのもあります。職場でもリーダー自ら、タフな仕事や骨の折れる作業に率先して行うなど、前向きな姿を見せることで、その熱意がチームメンバーに伝染し、全体のモチベーションが上がることがあります。リーダーの前向きな感情が部下たちにも波及する例です。

このようなポジティブな感情の伝播だと喜ばしいことなのですが、当然マイナスの感情も伝播します。

ということは、普段から子どもたちに

「勉強なんて、誰もがつまらん思いながら我慢してやってるんや。でも、その我慢ができない人間は、大人になってから本当に苦労する。将来、俺みたいに立派な企業で働きたいなら、つまらんことでも我慢してできる人間にならなあかん」

「小さい頃に勉強しなかった、親戚の〇〇叔父ちゃんみてたら分かるやろ?ずっと遊んで生きてきたら、あの人みたいに苦労するんやで」

・勉強しないと立派になれない
・学歴がないと将来苦労する
・勉強すら頑張れないやつは、何も頑張れない

という風な、不安や恐怖をベースにした接し方をしてしまうと、その負の感情や想いが伝播してお子様も気づかないうちに潜在的な不安を抱えてしまいます。

そして、いざ学校の成績が下がったりして、自分ができない側だと思い込んでしまうようになると一気に崩れてしまうわけです。

子どもの成績や勉強の姿勢に必要以上に口を出してしまうのも、親御さん自身に不安や恐怖の感情があり、それが行動になるわけです。


【お子様は変えられないけど、自分の感情は変えられる】

原因を分析してきましたが、それこそ恐れることは何もありません。人間の素晴らしいところは「感情コントロール」だけは、100%自分の力でコントロールできます。

もし、自分の中に、

・こんな成績ではどこも大学行くところない
・こんな成績ではまともな仕事に就くことができない
・勉強ができないと将来大変なことになる

という風な思い込みによって、潜在的な不安を強く抱えていないか?まずはチェックしてみましょう。また、子どもの成績や勉強の姿勢に必要以上に口を出してしまったり、気になってしまうのも、あなた自身に不安や恐怖の感情があるから、そのような行動に繋がります。

そのような思い込みにまずは気づくことがまず第一ステップです!

心理学で言う「メタ認知」ですね。自分の行動や内面をまず徹底的に客観視します。

客観視することで、「心理的距離」を創出します。

自分の問題から一歩引いて見ることで、感情的な巻き込まれを減少させることで、この距離感が、より冷静で論理的な思考を可能にします。

それができたら次のステップです。

第二ステップは、

「それほんま?」と突っ込む癖をつける

ことです。

本当に、今の成績でどこも大学行けないの?
本当に、定期テストの点数が悪いだけで受験も無理なの?
本当に、学歴なかったら不幸になってしまうの?

このような自分の思い込みに1つずつ、「それほんま?」と突っ込んでいく。

この言葉がトリガーになり、目の前の問題に対して、

問題を深刻に考えすぎていたり
過度に個人化していたり
短期的に捉えすぎてしまっている自分に気づくことができる。

そうすることで、新たな視点や、向き合い方に繋げることができます。

お子様を変えようとするのではなく、自分の感情や思考をアップデートすることに集中する。

そこが最大のポイントになります。


【今日からの子育てに取り入れるその他の工夫】

不安や恐れと向き合う方法は、最近のトレンドなので、様々な方法がおすすめされています。実際に私も日々の生活に取り入れているものばかりなので、使えそうなものはぜひ取り入れてください。

1、マインドフル瞑想

2、ジャーナリング

3、コーチングを受ける

4、身体を動かす(散歩・ヨガ・水泳)

5、一人コーチング

全てを説明をすると長くなるので、今回はキーワードのみで。また、いつかこの辺りもブログに記載できればと思います。

ただ、不安や恐れが根深い場合だと簡単には癒せないと思います。

特に子育ての場合だと、自分が知らないことや分野。予測不可能な状況に陥ると不安の感情を抱きやすくなります。

そんな時に普段からできることは何かないのか?

そのことを、対策4でお伝えさせていただきます!

ーー続くーー


このブログは、

AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する

という私の信念を基に掲載しています。

今日もどこかで頑張る「誰か」の
後押しになること願っています!

いつもシェアありがとうございます!