前回から、毒勉対策をお伝えしております!
「毒勉」はとにかく予防が大切です!
予防と言っても難しいことは何もなく、日々の子育ての少しの心がけや、自分自身の考え方や価値観をアップデートしていくことです、それだけで、長い目で見たときに大きな違いを産みます。
それでは、どのような心がけをすれば毒勉を予防できるのか?
1つでも多くの教育熱心なご家庭に届けば嬉しいです!
対策2
敢えて少し「不自由な」環境をデザインする
勉強、スポーツ、ビジネス・・様々な業界の成功者と言われる人を分析したり、接している中で彼らの共通点に気づきました。
「健全で強い欲を持っていること」です
・もっとお金を稼ぎたい
・高級車やお洒落な時計が欲しい
・営業成績でNO1を達成したい
・店舗の業績をNO1にしたい
・自由で豊かなライフスタイルを実現したい
・パートナーと幸せになりたい
・異性にモテたい
・もっと〇〇が上手くなりたい
・自分だけの〇〇を創造したい
・もっと〇〇という分野について知りたい
・自分の業界をもっと魅力的にしたい
・生まれ育った地元に恩返ししたい
・日本という国をよくしたい
そのような欲が原動力になり、エネルギーになり目の前の壁を突破する、新しいチャレンジをするためのパワーになります。
そのメカニズムをより詳しく知りたい方は、以前のこちらの私のブログも参考にしてみてください。
それでは、そのような今の自分や環境を変えるための「欲の源」はどのように産み出せば良いのでしょうか?
【少し不自由な環境が欲の源泉になる】
少し不自由な環境こそが、「欲」の源泉になります。
これは、逆の事例を考えてみると分かりやすいと思います。
このような完璧で自由な環境を与えられ、欲の満たされた高校生の姿を想像してください。
・快適な自分の部屋がある
・1日3食お腹いっぱい食べられる
・食費は全て無料
・朝から晩まで自由にゲームができる
・バイトしなくても遊ぶお金がある
・大都市に毎日簡単に行ける
・ハワイは幼少期から何度も行っている
・ダラダラ過ごす地元の友達がいる
・無料コンテンツで朝から晩までダラダラできる
果たしてこの環境の高校生が、今の自分の状況を変えるために、勉強という名の茨の道に進むでしょうか?
少なからず受験や勉強するということは、多くの人にとって「試練」「苦労」「努力」に該当するものになります。
もし、私が高校生の時に上記の欲が全て満たされていたとしたら、おそらく実家から離れられない人生になっていたと思います。
親の力という「他力」によって、自分の欲が全て満たされることは非常に危険なこと。
なので、お子様の「健全な欲」を引き出すために、敢えて不自由な環境を作る意識を持ってください。
【今日からの子育てに取り入れる工夫】
少し不自由な環境はどうすればデザインできるでしょうか?ぜひあなたの環境や状況に合わせたルールを考えてみてください。
考えるためのヒントとして、以下に具体例も載せておきます。
例えば、
「休みの日の午前中は、スマホもゲームも禁止」
「朝食の時と朝の通学時間はスマホ禁止」
「土曜日の午前中か昼間は、外に出る予定を入れる」
「勉強をしないなら、バイトか習い事、部活はする」
「学校は行かなくても、バイトはする」
「部屋にパソコンもテレビも置かない」
「欲しいものは自分でバイトして稼いで買う」
「自転車で30分くらいなら自力で学校に行く」
「駅から自宅までの15分くらいなら歩く」
このように日々の生活に少し工夫をすれば、ルールは作れるはずです。
そして、それを決めたら子供が自立するまでやり抜くと決めてください。理想は、反抗期が到来する前に、我が家はこういうルールだからと定着させてしまうことですね。
成長するにつれて、99%のお子様はルールの改訂を求めてくるはずです。その時は、おそらく言い争いになることもあるでしょう。喧嘩になり罵られることもあるかもしれません。
「分からず屋!時代遅れ!ママは何も分かっていない!」
「他の家は〇〇なのに、そんなルールあるのうちだけだよ」
しかし、ここが勝負所です!多少罵られても、逆ギレせずに毅然と対応してください。
「ダメなものはダメ」
「他の家がどうこうは関係ない。これが我が家のルール。ウチのルールが嫌なら、高校卒業したら一人暮らししなさい!」
と有無を言わせずにでOKです。まさに、いつかのベストセラーのタイトル「嫌われる勇気」が必要な局面です!
もちろんお子様の気質や、状況を見て、なぜそのようなルールを作っているのか?しっかりと対話をして納得できるのがベストです。
そのためには、「プレゼン力」も必要になってきますから、
「なぜスマホ依存になるとパフォーマンスが下がるのか?」
「外に出ることがなぜ大切なのか?」
自分の言葉を持っておくことや、読書やこのようなブログを読んで、自分を磨く努力も大切になりますよね。
ということで、毒勉対策の2つ目は、
敢えて少し「不自由な」環境をデザインする
小学校くらいからは、ルール作りできると思います。これも早めの方が効果的です。何か1つでも実践してもらえたら嬉しいです。
おまけ1 詐欺師という才能の原型がある
余談になりますが、このようなルール改正を求めてくる時に、才能の原型に「詐欺師」の要素が強いお子様は注意が必要です。
詳しくはこちら(本田健さん 公式サイト 才能原型チェック)
↓ ↓ ↓
http://www.aiueoffice.com/sainou/a0ntgso0ntc7b7.html
このタイプのお子様は、逆に対話をしてしまうと、お母様の方が流されるというケースをよく見ます。(特に男の子の場合)
なんというか、絶妙に本能的にお母様の罪悪感を刺激したり、自分が楽をしたいがためだけのメリットを、あたかも母親として当然、それをしてくれない母親はひどいと言う方面に話を持っていきます。
なので、対話をしていくうちに
「こんなルールを作っている私がおかしいのかしら?」
とブレてきてしまうんですよね。
「朝から晩までゲームをさせるのが今の時代当たり前なのかな?」
「確かに、月〜金まで学校行くだけでクタクタになっているのよね。それなら、土日くらいは好きなこと自由にやらせるべきではないかな?」
「〇〇のライブで東京行きたいのか。ライブなんて一期一会だしチャンスを逃すと次はないかもだし。そんな機会を奪うなんて私は理解ないのかも。新幹線代も宿泊費も必要だけど、5万円くらいならなんとかできないこともないし」
そんな要求ありえないと思うかもしれませんが、実際に交渉されるとなかなかNOとは言えないものです。
反抗期になりすっかり愛想がなくなって、普段はまともに口なんか聞きやしないのに、交渉する時だけ多弁になります。また、自分の要望が通った時だけ愛想よく可愛らしく喜びます。
そんな姿を見ると、その喜んだ姿を見たいという欲求や、普段口を聞いてくれないのに、話ができる嬉しさに負けてしまって、ズルズルと要求を飲んでしまう。
心を鬼にしてルールを守らせて不機嫌にさせて、普段から話もできないくらいなら、甘やかしてでも喜ぶ顔が見たい。こうなると完全にお子様のペースになってしまいます。
そして、気づけば自宅がお子様が過ごしやすいようにデザインされた帝国になっている・・なんてケースも無きにしもあらずで・・・。
詐欺師タイプの原型は、倫理観とモラルと両立できれば、お金を稼いだり、リーダーシップを発揮するための立派な才能になります。しかし、子育ての際は彼らのペースに巻き込まれすぎないように気をつけてくださいね。
※ おまけ2 若者が抱く欲の一覧
10代の若者の欲求は多様で個人差がありますが、一般的に見られる主な欲求には以下のようなものがあります。これらの欲求は、個人によって強さや優先順位が異なり、また年齢や環境によっても変化します。これらの欲求を理解すれば、建設的な方向に導くことができます。
1. 承認欲求
– 両親や教師、友人からの認められたい、褒められたい欲求
– SNSでの「いいね」や評価を求める欲求
2. 所属欲求
– 友人グループや部活動などに属したい欲求
– 仲間との一体感や連帯感を感じたい欲求
3. 自立欲求
– 親からの独立や自己決定権を求める欲求
– 「大人扱い」されたい欲求
4. 達成欲求
– 目標を立てて達成したい欲求
– 競争に勝ちたい、成功したいという欲求
5. 知的好奇心
– 新しいことを学びたい、知りたいという欲求
– 特定の分野で専門的な知識を得たい欲求
6. 異性への関心
– 恋愛や性に関する好奇心や欲求
– 魅力的に見られたい欲求
7. 物質的欲求
– 流行の服や最新のガジェットなどを欲しがる欲求
– 金銭的な余裕を持ちたい欲求
8. 自己表現欲求
– 自分の個性を表現したい欲求
– 創作活動や芸術を通じて自己を表現したい欲求
9. 冒険欲求
– 新しい経験や刺激を求める欲求
– リスクを冒したり、初めての経験をしたい欲求
10. 正義欲求
– 世の中の不公平を正したい欲求
– 社会問題に取り組みたい欲求
11. 自己成長欲求
– スキルを向上させたい欲求
– 自分自身を向上させたい欲求
12. 自由欲求
– 制約から解放されたい欲求
– 自分の意志で行動したい欲求
私は、教育者としての大きな役割として、このような健全な欲を抱くきっかけになったり、欲を膨らませるサポートをすることも、本当に大切だと考えています。
なので、ただ英語のスキルやノウハウ、受験合格や定期テストの成績UPのサポートをするだけでなく、欲を刺激してエネルギーを高められるような存在になりたいなと強く感じます!
このブログは、
AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する
という私の信念を基に掲載しています。
今日もどこかで頑張る「誰か」の
後押しになること願っています!