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“成長のメカニズム”〜どうすれば人は成長するのか?〜②

前回の投稿では、成長のメカニズムと言うことで、アイスバーグ理論についてお伝えしました。

スキルを教えるだけでは、なぜ人は伸び悩んでしまうのか?

本日は、その続きとして、スキルを身につけて持続的に成果を上げるには

「セルフイメージ(心)」がなぜ大切なのか?

についてお伝えしていきます。


スキルを身につけるためにセルフイメージの土台が欠かせない

行動を通えようとしても、心(潜在意識)が変わらないと人は変わることができません。

これはもう教育の現場や人材育成の現場にいると、嫌というほど目の当たりにします。

例えば、中高生になると

「ゲームばっかりしてないで、勉強しなさい」

と親から言われても、心に届かないと勉強するという行動は起こしません。

また、営業の世界でも

「絶対に目標達成しろよ」

と言う圧をかけることで、部下も表面上は

「頑張ります」
「目標達成します」

と口にするはずです。

しかし、心の中で

「こんな高い商品売れるわけないよ」
「担当しているエリアが悪いから無理だよ」
「こんな高い目標達成できるわけない」

というイメージが強いと、その営業マンはやっぱり目標達成することができません。


心が変われば、行動は勝手に変わる

逆に言うと、心が変わりさえすれば、行動は勝手に変わります。

例えば、大学受験でも「自分は合格できる」というセルフイメージさえあれば、自然と目標達成に向けた行動をします。

なので、受験サポートの肝は、どれだけ相手のセルフイメージを変えることができるか?授業、コンサル、コーチングでも受験指導の本質はそこにあると思います。

「自分と同じくらいの学力の先輩が現役でMARCHに受かったから、自分もいける」

「今は偏差値40代だけど、この先生の授業を受けて課題をこなせば偏差値60いけるな」

「自分は頭悪いと思ってたけど、そんなことないやん。今までやり方が悪かっただけや」

私の経験でも、セルフイメージを変えるサポートができたなと感じるお子様は、英語の偏差値20や30余裕で上がります。

営業マンの場合でも「売れる営業マン」になるためにまず必要なことは

「商品が売れるイメージ」

「クライアント様が喜ぶ姿」

を心から描くことが、何よりも大切になります。

いくら小手先のコミュニケーションのテクニックを使っても、そこがブレていると絶対に売れません。

例えば、相槌、オーム返し、感嘆、「はひふへほ」のリアクションなどの対話のテクニック。

営業のより具体的なスキルで言うと、二者択一話法、イエスバット法、質問話法、推定承諾話法からクロージングまで、

心を抜きにしてスキルだけに頼ると、逆効果になってしまいます。

実際に、皆様もそういう営業をされて、内心うんざりした経験あるのではないでしょうか?

目標達成・自己実現の鉄則の1つは、

「心(潜在意識)が変われば
 行動は勝手に変わる」

心が変わりさえすれば、

望む未来を引き寄せられる。
自己実現ができる。
努力が継続できるようになる。
自分に自信が持てる。
人間関係にも恵まる。
自分なりの幸せを掴める。

人生のポジティブループが始まります!


どうすれば英語ができるようになりますか?

英語指導のプロとして、私もよくいろんな方から

「どうすれば英語ができるようになりますか?」

と言う質問を受けることがあります。

その質問に対して、一言で答えるなら

「英語に対してプラスのイメージを持てるどうかで決まる」

といつも答えているのも、これが理由です。

英語学習が続かないと言うのは、多くの人の悩みだと思いますが

「単語の暗記は辛い」

「リスニングしていても楽しくない」

「頑張っても英語ができるイメージが湧かない」

このようなイメージに囚われていると、英語学習を継続することができません。

「英語は嫌いでも、人として好きな先生から習う」

「4技能(スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング)まだ抵抗がないものから上達を目指す」

「TOEICなどを活用して、数字が伸びるのをゲーム感覚で楽しむ」

なんとかして、まずは英語が面白くないと言うイメージを変えることが、英語力向上の第一歩になります。

子育てで言うと、どんな教材を与えるか?どんな塾に入れるか?何をさせるかよりも、英語が得意なお子様を育てたいと願うなら

とにかく英語を好きにさせること!そこだけに集中して、お子様と接することが大切です!


人のセルフイメージ(心)はどのような時に変わるのか?

心が変われば人生変わる。そのことは理解できた。

でも、そうは言っても実生活に活かすには

「どうすれば、あの子(人)の心は変わるの?」

ここが大事なポイントですよね。

この点、私も本当に悩みました。

あの手この手を尽くしても、相手のセルフイメージが変わらないと、本当にスキルは身に付かなし、結果も出ません。

受験で言うと、何十万円とお金を投資しても、思うように偏差値が上がらない。

映像授業に、個別塾に、集団塾に家庭教師。手段を変えても、結果が出ません。

私自身も家庭教師としてある高3の受験生と向き合った時、この恐ろしさを痛感しました。

本人の希望が「関関同立くらいは行きたい」と言うので、現状と残り時間から逆算して、カリキュラムを組みました。

それを毎日やる量に落とし込んで、やることを明確にしました。

一人では継続できないから、毎日ラインのサポートをして課題のチェックすることを約束しました。

しかし、、、

基本的には、課題チェックのラインは既読スルーされます。

さらに約束したので毎日ラインをすると

「毎日課題のことLINEされたら、心休まる時がないから、ストレスになる。無理」

とキレられたこともあります。

よく親御様から

「先生!うちの子、本当にやる気ないんで宿題ガンガン出して、ドンドン勉強やらせてください」

と言われるのですが、

「勉強ダリー」

と言うセルフイメージでは、その解決策は通用しません。

結局、どれだけ量をこなしても投げやりなので、成績UPに繋がらないのです。

百歩譲って、定期テストは丸暗記でなんとかなっても、思考力や高速の情報処理を問われる受験では全く通用しません。

何よりも厄介なのが、そんなに勉強嫌いで、受験勉強やりたくないなら、それ以外の得意なことを伸ばしてキャリア切り拓いたらええやん

と毎回思うのですが、そう言う子ほど、勉強を捨てる勇気もなかったりします。

私の教育者としてのキャリアの特徴として、実際の教育やビジネスの現場で多くの「心が動きにくい人」と本気で向き合ってきたことです。

そんな彼らとの日々の中でやっと根本的な理由に気づいたのです。

心変わりしない彼らに不足しているもの。

それは、「エネルギー」でした。

次回は、成長のメカニズムのまとめとして、「エネルギー」について考察していきます。

ーー続くーー


このブログは、

AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する

という私の信念を基に掲載しています。

今日もどこかで頑張る「誰か」の
後押しになること願っています!

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