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逆転メンタルはなぜ必要なのか?③〜凡人の覚醒と特別な役割〜

前回は、「天才」や「秀才」がどのように逆転メンタルを取り入れ、自らの才能を開花させて覚醒していくプロセスを解説しました。

今回は、「凡人」の逆転メンタルがもたらす覚醒のプロセスをお届けします。

私も含め、世の中の97%は凡人です。では、凡人の私たちは、どんな道を歩めばいいのでしょうか?


凡人は挫折と劣等感を乗り越え「最高の未来」を実現できる

凡人は、天才や秀才と比べて、自分に自信を持ちにくい傾向があります。

「自分には特別な才能がない」

「努力しても、どうせ天才には敵わない」

そんな思いが、気づかないうちに心の奥に積もっていきます。

その劣等感や挫折感の積み重ねが、やがて挑戦への恐れや諦めを生み出し、成長を止めてしまうのです。

その結果、日常に流されながら、「何か物足りない」「満たされない」人生に陥ってしまう人も少なくありません。

この流れを断ち切るスイッチこそが、「逆転メンタル」です。

過去の失敗や劣等感に振り回されるのではなく、それらを力に変え、自分なりの人生を切り拓いていく。

その思考の軸が整ったとき、キャリアも人間関係も大きく好転し、安心感と豊かさが人生に生まれてきます。

仕事や家庭の人間関係も良くなり、物心両面での豊かさが手に入る。

気づけば、自分の人生に納得し、「生まれてきてよかった」と心から思えるようになるのです。

その境地まで到達した時に、凡人は「偉大なる凡人」へと覚醒します。


偉大なる凡人」にしか果たせない、特別な役割がある

実は、この世界には「凡人にしか果たせない、大切な使命」があります。

それが、天才や秀才の「痛みを理解し、支える存在」になること。

彼らは、圧倒的な才能を持つがゆえに、良くも悪くも目立ってしまい、しばしば誤解され、孤立し、潰されてしまうことすらあります。

皮肉なことに、その潰す力を最も強く持っているのが、他でもない「凡人」なのです。

というのも、世の中の大多数は凡人です。凡人が未熟であると、「数の力」と「嫉妬心」が天才を押し潰し、秀才を組織から排除する力にもなり得るのです。

歴史を見返しても、そんな悲劇の例には事欠きません。

たとえば、スティーブ・ジョブズ。

彼はAppleの創業者として、誰よりも早く「個人がパソコンを持つ時代が来る」と確信し、直感とデザイン重視の哲学で次々と革新的な製品を生み出しました。

しかしそのビジョンは、当時の経営陣や株主たちには理解されず、また彼自身の独断的な性格も相まって、創業からわずか10年足らずでAppleを追放されるという事態に発展します。

その後、ジョブズは奇跡的にCEOとして復帰。

「iMac」「iPod」「iPhone」といった世界を変えるプロダクトを次々と生み出し、歴史を塗り替えました。

けれども、もし一歩でも間違えていたら——

凡人たちの圧力によってジョブスの才能が潰され、私たちがスマホを自由に使う時代を迎えていなかったかもしれません。

その他にも、ニコラ・テスラ、イーロンマスク、ガリレオ・ガリレイ、岡本太郎と古今東西、凡人に潰されかけた天才の例は後を絶ちません。

これらの人々は、まだ奇跡的に復活したり、後に歴史的評価を受けているだけ幸せなのかもしれません。

実際には、私が名前すら聞いたことのない「潰された天才」がこの世界には山ほどいるはずです。


スポーツの世界でも同様です。

天才アスリートの感覚は、時に凡人の指導者には理解しがいたいものです。

そんなとき、指導者が「自分のプライド」や「自分のやり方」に固執してしまえば、どうなるでしょうか?

天才の発想や可能性を認められず、頭ごなしに否定してしまえば、貴重な才能を摘み取ってしまうことにもなりかねません。

一番わかりやすい例が大谷翔平選手の二刀流でしょう。

「投手と打者を両立するなんて無理だ」

「どちらかに絞ったほうが成功できる」

と、もし早い段階で彼の才能を否定し、片方に絞るよう強制する指導者がいたら——

今の大谷翔平という“偉才”は世に出ていなかったかもしれません。

そして、もう一つ忘れてはならないことがあります。

それは、「天才ほど、内面的な成長が置き去りにされやすい」という事実です。

天才は油断すると内面の成長が疎かになるリスクがあります。

幼少期から、天才ともてはやされることで、天狗になってしまう。

自信が傲慢に変わったり、凡人を見下すようになって協調性を失う。

本気を出さなくても、結果が出ることに慢心をして努力する姿勢を失ってしまう。

実は、天才こそ、その真の才能を開花させるためにいくつものハードルがあります。

だからこそ必要なのが、「天才の心の成長を支える存在」です。

その大切な役目を果たせるのが、「偉大なる凡人」なのです。

凡人が自らの劣等感を乗り越え、成熟し、確かな軸を持って生きるとき、

天才を潰すのではなく、活かす。
秀才と対立するのではなく、支え合う。

そんな世界が、少しずつ実現していくのです。

次回は、そんな「偉大なる凡人」の具体例を見ていきましょう。

ーつづくー


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