「人材の二極化」
これは「個」の時代の到来とともに、自分の能力を伸ばせる人とそうでない人の差が、かつてないスピードで広がっている現実です。
ビジネスと教育の現場の最前線で日々活動する中で、この流れは確実に加速しているのを実感します。
今回は、10代、20代の若者には特に知っておいてもらいたいと願いを込めて執筆しています。
なぜなら、あなたがこれから何十年も生きていく令和の時代、この二極化の波に乗るか飲み込まれるかは、今のあなた自身の選択と行動にかかっているからです。
二極化の波にのれず、飲み込まれてしまうと10年後取り返しのつかない後悔をすることになるかもしれません。
そうならないためにも、まずは「人材の二極化」が始まっているという現実を直視することが第一歩になります。
まずは、なぜそのような現象が起きているのか?時代背景をもとに説明していきます。
教育とビジネスの現場でヒシヒシと感じる二極化の始まり

「人材の二極化」の背景には、指導者にとって、今の時代厳しい指導をすることのリスクがかつてないほど高まっているという現状があります。
例えば、ビジネスの現場では、いまは上司や管理者が部下に厳しい指導をしようにも、ハラスメントとして告発されるリスクが高まっています。
また、踏み込んだ指導をして、部下が辞めてしまうと、人手不足の状況では大きな問題となるため、指導に踏み込みにくくなっています。
部活動や受験指導においても同様の現象が起こっています。強制的な指導が否定的に捉えられる風潮が広がり、「厳しく指導する大人(先輩)」の存在が許容されにくくなっています。
かつては、自己管理が苦手な人でも、そうした「厳しい大人(先輩)」の存在や環境によって、多少の甘えがあっても引っ張り上げてもらうことができていました。その結果、多少の甘さや弱さがあっても、一定レベルの成長を遂げることができたのです。
しかし、そうした環境が失われつつある令和の時代では、自分で自分を律することができないと、能力開発において大きく後れを取るリスクが高まっているのです。
優れた人間力を身につけた人は、逆にどこまでも能力を伸ばすことができる

一方で、優れた人間力と自己管理能力を身につけた人々は、従来の枠組みや制約を超えて驚異的な成長を遂げています。
スポーツや芸術の分野では、かつてない快挙を成し遂げる規格外の日本人が次々と登場しています(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太 米津玄師など)
理不尽な雑用や年功序列、煩わしい人間関係に足を引っ張られることが減り、本来の能力開発に集中できる環境が整いつつある今の時代を反映した結果といえます。
また、デジタル化やグローバル化の進展により、才能ある個人が直接世界と繋がれるようになったことも、彼らの潜在能力が存分に発揮される土壌となっています。
例えば、音楽で考えてみると、幼少期から時代・国や地域を問わず、どこでも聴くことができる環境が整っています。また、素晴らしい演奏や指導者と出会える可能性も、100年前とは比較にならないほど高まっています。
さらに、受験業界でも30年前には絶対に受けることができなかった「カリスマ講師」の授業が、その気にさえなれば、オンライン授業などでどこからでも受講することができます。
ビジネスでも、目の前の課題を解決するための、ヒントや知恵、ノウハウなどは意識して探せばパソコン一つで見つけることができる時代です。
これらの要因から、自己管理能力をもち、自分の夢や目標に夢中になれる人、逆境を乗り越えられる人は、従来の成長曲線を超え、どこまでも成長を続けることが可能になりました。
そのような人達と、自己管理ができずに堕落して転がり落ちる人の差が拡大する令和の時代。
この現象は、私だけでなく様々な分野の一流の人たちも多くも警鐘を鳴らしています。
ーー続くーー
このブログは、
AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する
という私の信念を基に掲載しています。
一人でも多くの人が人間関係や自己実現の悩みが解消されることを願っています!