前回は、夢を叶えるコツということで、「夢と執着の違いを明確にする」ことについてお伝えしました。
今回は、前回からの続きとして「執着」の状態から抜け出すためには、どうすれば良いのかということを掘り下げてみます。
「執着」に陥らないようにするためには?

夢が執着にならないようにするためには、
「何のためにその夢を叶えたいのか?」
と常に夢の本質的な目的を問い続けることが重要です。
例えば、「何のために東大に行きたいのか?」と考えてみると、2つの動機が浮かんだとします。
1「東大」と言うブランドで、就職の選択肢を増やしたい!
2 高収入を手に入れたい
1の場合、必ずしも東大でなくても、他の国立大学でも十分に可能性は開けます。
2の場合でも、高収入を目指すなら、東大卒業は必須条件ではありません。むしろ、大学よりも、入学後や社会人になってからの個人の能力や努力の方が重要です。
稼ぐこと=東大に固執する必要は全くないのです。
「自分は何のために、この夢を叶えたいのだろうか?」と自問自答することで、一つの目標に固執せずに別の選択肢を考える余白を作ることができます。
「夢」はちゃんと終わらせないと”重荷”になる

「東大にいかないと絶対に叶えられない夢がある」
このようなケースの場合は、どのように向き合えば良いのでしょうか?
このような夢には、「時間の制約を設けて、夢に日付をつけること」が必要です。なぜなら、完結していない夢は人生の重荷になってしまうからです。
死に際に、「自分の人生が上手くいかなかったのは、あの時東大にいけなかったからだ」と嘆き続けるような人生は幸せではありません。
夢を健全に追求するためには、明確な期限と終わり方を設定することが大切です。
具体的には:
- 目標に明確な期限を設定する
- 全力で取り組む
- 結果にかかわらず、自分の成長を評価する
- 目標が達成できない場合は、潔く新たな道を選択する
例えば:
・東大受験なら3浪まで
・芸人を目指すなら30歳まで
このように、夢に「ケジメ」をつけることで、固定観念から解放され、柔軟な思考と行動が可能になります。
夢は達成そのものよりも、追求する過程で自分自身を成長させる手段なのです。そのためにも、「自分はこれだけやり切った」と胸を張れるように、日々生きることが大切になります。
だからこそ、夢は抱くことと同じくらい「夢を完結させる」ことにも意識を向けてみましょう。
次回は、「夢を完結させる」大切さを偉人の例をもとに考察したいと思います。
このブログは、
AI時代を生き抜く「自立型人材」を育成する
という私の信念を基に掲載しています。
一人でも多くの人が人間関係や自己実現の悩みが解消されることを願っています!